高級品窃盗団を摘発、41人起訴 被害額は数百万ドル

 

 

高級品窃盗団を摘発、41人起訴

被害額は数百万ドル

 

会見をするジェームズ司法長官(Photo: 本人の公式ツイッター(@NewYorkStateAG)より)
押収された盗品の一部(Photo: アダムズ市長の公式ツイッター(@NYCMayor)より)

 

 ニューヨーク市と州の捜査・司法当局は26日、デパートなどから高級品を盗み、インターネットを通じて販売していた窃盗団を摘発。首謀者でクイーンズ区在住のロニー・ルビノフ被告(42)を含む41人を起訴した。罪状は組織的犯罪行為、マネーロンダリング(資金洗浄)など。被害額は数百万ドルにのぼる。同日、ニューヨーク・タイムズが報じた。

 一味はニーマン・マーカス、ブルーミングデールズなどでジミー・チュウのハンドバッグやグッチの洋服を盗み、ルビノフ被告の経営するミッドタウンのポーンショップ(質屋)に持ち込んでいた。その後、商品を同被告の自宅などに移送し、電子商取引(EC)のイーベイ上で売りさばくという犯罪行為を2017年から続けていた。警察は380万ドル相当の盗品を押収し、ギフトカード類550枚や30万ドルを超える現金も差し押さえた。有罪が確定すれば、被告の多くは25年までの禁固刑に処せられる。

 記者会見に臨んだアダムズ市長は「こうした犯罪は市の信頼を損なう。店に入り勝手に品物を持ち去るといった行動は決して許されない」と述べた。同席したジェームズ州司法長官は「同様の手口の捜査を続行している。徹底的に摘発し、抑止したい」と話した。ルビノフ被告のコメントは取れておらず、弁護士を雇ったかも不明。

 


最新のニュース一覧はこちら←

 

 

 

タグ :  ,