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共同通信
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北海道・知床半島沖の観光船沈没事故で、第1管区海上保安本部(小樽)や海上自衛隊などは29日、行方の分からない乗客と乗員計12人の発見に向けて大規模な態勢を取り、一斉捜索を始めた。期間は31日まで。
捜索範囲は知床半島沿岸のほか、ロシアが実効支配する北方領土・国後島周辺を含む海域。1管の巡視船や海自の掃海艇、道の漁業取締船が参加するほか、上空から航空自衛隊や道の防災ヘリなどが捜索。道警も陸上で手掛かりの発見を急ぐ。
事故は4月23日に発生し、乗客14人が死亡。海上保安庁は5月28日、網走港に運ばれたカズワン船内を捜索したが、不明者は見つからなかった。