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共同通信
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新型コロナウイルスワクチンの3回目接種率について、今のままでは大幅な上昇は見込めず、20代の接種率は8月になっても2回目の半分程度の40%台にとどまる可能性があるとの試算を京都大の西浦博教授らのチームが29日までにまとめた。30~50代も2回目に比べて大幅に低下するという。
西浦教授は「早く次の(流行の)波が訪れてしまうことにつながる」とし、接種率の伸び悩みに懸念を示した。接種率低迷の背景としては、オミクロン株の重症化リスクが比較的低いことや、ワクチン副反応への懸念から敬遠する人が多い点が指摘されている。