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共同通信
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上智大で非常勤講師の60代女性に賃金未払いがあったとして、大学側が中央労働基準監督署(東京)から是正勧告を受けていたことが30日、分かった。大学側は勧告書の受け取りを拒み、労基署が求めた是正報告にも応じていないという。是正勧告は法律違反が認められた際の行政指導で、応じなければ書類送検される場合もある。
女性の加入する「首都圏大学非常勤講師組合」(横浜市)によると、女性は留学生向けの日本語の授業を担当し、授業ごとに賃金が計算されていた。大学側から頼まれた教材作成のためにも長時間働いたが、その分の賃金は「授業時間の給与に含まれている」として払われなかった。