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共同通信
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【シドニー、北京共同】中国の王毅国務委員兼外相は30日、訪問先のフィジーで南太平洋を中心にした10カ国と外相会議を開いた。オーストラリアの公共放送ABCによると、会議で中国は10カ国と安全保障や警察、貿易、データ通信で協力する新たな協定案を示したが、一部の国から懸念が出たため合意できず提案をいったん棚上げした。
防衛を米国に委ねているミクロネシア連邦が反対したもようだ。中国は今後も安保を含めた協定合意に向け10カ国と協議を続け、連携強化を呼びかけていくとみられる。