学生らポーランドへ派遣

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共同通信

 日本財団は30日、ロシアの軍事侵攻を受け、ウクライナから隣国のポーランドなどに逃げた避難民を支援する学生ボランティアの出発式を開催した。7回に分け、計105人を派遣する。聴覚障害があり人工内耳を使用する早稲田大2年の斎藤凜花さん(19)が代表し「現地の障害者がどれだけ不安か想像するだけで心が苦しくなる」として、寄り添った支援に全力を尽くすと語った。

 斎藤さんは名古屋市出身。先天性の感音性難聴という障害で両耳が不自由で、1歳半の時に人工内耳の手術を受け、幼い頃から繰り返し訓練をしたことによって、装置を付ければ不自由なく会話ができる。