実習生暴行、許可取り消し

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共同通信

 岡山市の建設会社で働いていたベトナム人技能実習生の男性(41)が、日本人従業員による暴行の被害を訴えている問題で、法務省と厚生労働省は31日、技能実習適正化法に基づき、受け入れを仲介した「岡山産業技術協同組合」(岡山市中区)の監理団体の許可を取り消した。実習先を指導すべき立場にありながら適切に対応せず、厳しい行政処分が必要と判断した。実習生受け入れに関する業務が5年間できなくなる。

 出入国在留管理庁は、男性の実習先の建設会社「シックスクリエイト」(岡山市南区)に対する監査やその報告書の提出が適切でなかった、などとした。