NEC、新興国支援を強化

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共同通信

 NECの森田隆之社長(62)は30日までに共同通信などのインタビューに応じ、新興国支援を強化する方針を明らかにした。具体的には、世界食糧計画(WFP)をはじめとする国際機関と連携し、顔などの特徴から個人を特定する生体認証技術を活用して、食料の配布実績やワクチンの接種履歴を管理する。

 新興国では戸籍や住民票が十分に整っておらず、食料やワクチンが一人一人に行き届いているかどうか把握しにくい。生体認証技術を使えば、食料配布やワクチン接種で公平性や安全性の確保に役立つとみている。

 国際機関からシステムを受注し、現地で展開する仕組みを想定している。