東部要衝、市街戦が本格化

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共同通信
ウクライナ南部ヘルソン州で、警備するロシア兵士=20日(AP=共同)

 【キーウ共同】ウクライナ東部ルガンスク州の全域制圧を狙うロシア軍は30日、ウクライナ軍の最後の拠点セベロドネツクに部隊を突入させ、市街戦が本格化した。ロシア側は同市の3分の1を掌握したと主張した。南部ではロシアが制圧を宣言したヘルソン州でウクライナ軍が反撃、ミコライウカ村を奪還したと表明した。

 親ロシア派「ルガンスク人民共和国」トップのパセチニク氏は、タス通信が31日報じたインタビューで「既にセベロドネツクの3分の1を支配下に置いた」と述べた。同市や隣接するリシチャンスク市にウクライナ軍が計約1万人いると語り、両市の完全掌握が現在の主要目標だと強調した。