熱海市、残存盛り土対策を命令

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共同通信

 静岡県熱海市で昨年7月に発生した大規模土石流の起点に残った盛り土について、市が、2011年まで起点の土地を所有し、盛り土造成を市に届け出た不動産管理会社「新幹線ビルディング」(神奈川県小田原市)に、安全対策を講じるよう求める措置命令を出していたことが1日、関係者への取材で分かった。

 命令は5月31日付。起点の土地を巡っては、盛り土崩落の危険があるとして、市が09年と11年にも措置命令の発令を検討していたことが既に判明している。安全対策工事が始まったことなどを理由に最終的に発令を見送っており、この土地に関して命令を出すのは初めてとなる。