台湾、民間枠で大阪万博出展へ

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共同通信

 2025年大阪・関西万博に向け、台湾が「玉山デジタルテック」という民間企業の名義で参加準備を進めている。「一つの中国」をうたう中国への配慮から、日本政府が正式に招待していないためだ。国・地域としての参加ができない中、パビリオンを出展して得意なハイテク分野をアピールする。

 玉山デジタルテックは台湾の貿易振興を担う「台湾貿易センター」が100%出資して昨年10月に設立された。陳英顕社長は取材に「設立目的の一つが万博出展だ」と認める。「玉山」は台湾の最高峰で「台湾象徴の意味も込めて名付けた」という。