沖縄県、10億円を国に請求ミス

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共同通信

 沖縄県は1日、沖縄振興特別推進交付金(ソフト交付金)を活用した事業を巡る手続きにミスがあり、2021年度分の事業費約10億円を国に請求していなかったと発表した。国と協議の上、22年度の交付金予算から同額を捻出。他の交付金事業への影響はないとしているが、県の一般財源からの穴埋めが必要となる可能性もある。

 県によると、石垣市の生乳加工施設整備で、総事業費は約17億円。うち8割の約13億5千万円が国から支出される。当初、20年度中に完成予定だったが、地盤改良の必要が生じたほか、新型コロナウイルス禍に伴う部品調達の遅れで22年度に繰り越した。