Published by
共同通信
共同通信
航空自衛隊のF15戦闘機が1月、石川県の小松基地から離陸直後に墜落し乗員2人が死亡した事故で、空自が事故原因について、パイロットが機体の姿勢を錯覚する「空間識失調」に陥ったと推定していることが2日、政府関係者への取材で分かった。空自は機体に不具合はなく、人為的な原因で墜落したと判断したとみられる。
政府関係者によると、操縦士は離陸直後に空間識失調となった影響で、正常に飛行していると錯覚し、海面に突っ込んだとみられる。
事故は1月31日発生。墜落機は計4機で訓練に向かう途中、基地の西北西約5キロの洋上に墜落し、田中公司1等空佐と植田竜生1等空尉が死亡した。