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共同通信
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北海道・知床半島沖で沈没した観光船「KAZU 1(カズワン)」の船底に確認された亀裂のような損傷について、第1管区海上保安本部(小樽)は2日、船体を詳しく調べるなどし、傷が生じた経緯の特定を進めた。識者からは座礁によるものではなく、海底に衝突した際にできた可能性があるとの見方が出ている。
1日朝に網走港で陸揚げされた際、船底の左側後方に小規模な亀裂のような損傷のほか、船尾中央付近に擦ったような痕があるのが確認された。
元海上保安監で海上災害防止センターの伊藤裕康理事長は取材に、座礁の場合はもっと大きな穴ができるとした。