小型機墜落、遺族の敗訴確定

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共同通信

 東京都調布市で2015年、離陸直後の小型機が住宅街に墜落した事故を巡り、全焼した住宅にいて死亡した鈴木希望さん=当時(34)=の母親(66)が機体の管理会社「日本エアロテック」に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(安浪亮介裁判長)は母親側の上告を受理しない決定をした。2日付。管理会社の賠償責任を認めた一審判決を取り消し、母親の請求を棄却した二審判決が確定した。

 事故は15年7月26日に発生。調布飛行場を離陸した小型プロペラ機が鈴木さんの自宅に墜落し、機長と同乗の男性、鈴木さんの計3人が死亡した。