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共同通信
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政府は3日の自民党政調全体会議に、経済財政運営の指針「骨太方針」の修正案を示した。防衛力を抜本的に強化するとしていた目標について、達成期限を「5年以内」と明記した。早急な強化を訴える党内の声を踏まえた。ただ出席議員には、防衛費の増額幅や台湾に関する表記などを巡って異論が残り、修正案の了承は見送られた。6日に再び協議する。
政府が5月31日に発表した方針案では、日本周辺で安全保障環境の厳しさが増しているとして「国家安全保障の最終的な担保となる防衛力を抜本的に強化する」とした。目標達成の期限や増額幅は示さなかった。