NY株反落、348ドル安

Published by
共同通信

 【ニューヨーク共同】3日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反落し、前日比348.58ドル安の3万2899.70ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め加速への懸念が再燃し、売りが優勢となった。

 朝方に発表された5月の米雇用統計で、非農業部門の就業者数の前月比増加幅が市場予想を上回った。労働市場の逼迫を背景に、FRBが金融引き締めを急ぐとの観測が強まった。米長期金利が上昇し、相対的に割高感が意識されたIT株の売りが目立った。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数も反落し、304.17ポイント安の1万2012.73。