東部要衝、一進一退の攻防続く

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共同通信
3日、ウクライナ・セベロドネツク近郊クレミンナで損傷した建物(タス=共同)

 【キーウ共同】ウクライナ軍参謀本部は4日、ウクライナ東部ルガンスク州の要衝セベロドネツク市について「市街戦が続いている」と明らかにした。州全域の掌握を目指すロシア軍に対しウクライナ軍は激しく抵抗しており、一進一退の攻防が続く。

 AP通信によると、ルガンスク州のガイダイ知事は、市の住民約1万3千人が地下施設などに残っていると明かした。西隣の同州リシチャンスク市と合わせ、約3万3千人が退避できていないという。

 英国防省は3日、ロシアがルガンスク州の9割を支配下に置いたと分析。2週間以内に州全体が陥落する可能性があると指摘した。