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共同通信
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【キーウ共同】兵士と警察官が慌ただしく行き来する。規制線の向こうの建物は窓ガラスが割れ、一部は完全に倒壊していた。「まだおびえる日々が続くのか」。しばらく起きていなかったウクライナの首都キーウ(キエフ)へのミサイル攻撃に5日、住民は落胆の表情を見せた。
現場は官庁などが集まる市中心部から東に十数キロ離れた工場。周辺には集合住宅が立ち並ぶ。多くの報道関係者が着弾した付近にカメラを向けようとしたが、兵士らが「機密情報」として許さず、撮影したデータをその場で消去させた。
住民の衝撃は大きく、多くの人が規制線に近づき、工場の様子をうかがっていた。