Published by
共同通信
共同通信
熊本県は5日、2020年7月の豪雨で氾濫した球磨川支流の川辺川でのダム建設に関し、水没予定地を抱える五木村の振興方針を公表した。ダム見学など観光振興や福祉の充実を柱とした。
同日、住民説明会が開かれ、出席した蒲島郁夫知事は「村を(ダム計画で)翻弄させたことをあらためておわびする。安心して暮らせる、持続可能な村を目指したい」と話した。
県は振興策の例として、ダム工事の一般公開や、アウトドア施設の設置を提示。オンライン診療や小型無人機ドローンによる宅配など、先端技術を取り入れた福祉の充実も盛り込んだ。国と県、村で協議し、今秋にも村振興計画を策定するとした。