Published by
共同通信
共同通信
病院以外に身元を明かさず出産できる独自の「内密出産制度」を導入する熊本市の慈恵病院は5日までに、国が策定を検討しているガイドラインについて「実態を踏まえたものにしてほしい」として、医療機関や行政の具体的な対応をまとめた私案を作成した。6日に熊本市に提出する予定。
私案では、内密出産を「妊婦は匿名で出産するが、身元情報を妊娠相談員1人にだけ開示する」と定義。妊婦が示した出自証明書の内容を、子が一定の年齢に達した時点で「母親の同意の下に子に開示できる」とした。 出自証明書は医療機関の金庫内で厳重に保管するとしている。