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共同通信
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第11管区海上保安本部(那覇)は8日、沖縄県・石垣島北方の排他的経済水域(EEZ)で科学的調査を実施していた可能性がある中国の海洋調査船「東方紅3」が同日午前3時25分ごろ、同水域を出たと発表した。4日からクレーンで観測機器のようなものを海中に投下しているのが確認され、日本側は同意を得ない活動だとして抗議していた。
11管によると、調査船は石垣島の北約73キロの東シナ海で4日正午過ぎに確認され、無線で中止を求めていた。7日午後0時半ごろ、調査船が観測機器のようなものを引き揚げ、北に向け航行を始めたのを海保の巡視船が確認した。