大統領、領土回復支援訴え

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共同通信

 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は7日、ロシア軍を2月24日の侵攻開始前の境界まで押し返すことが「重要な暫定的勝利」だと述べた上で、南部クリミア半島を含む領土の完全回復が最終目標だと強調した。「装備面で劣り、前進できない」と苦境を認め、各国に支援強化を訴えた。英紙フィナンシャル・タイムズのイベントで語った。

 ゼレンスキー氏はオンラインのインタビューで、戦闘が膠着状態に陥ることは「選択肢にない」とし、ロシアが制圧した地域の奪還を目指す考えを強調。一方で和平交渉に前向きな姿勢も示し、プーチン大統領との直接会談に意欲を見せた。