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共同通信
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東京・秋葉原の繁華街で2008年、7人が死亡、10人が重軽傷を負った無差別殺傷事件は8日、発生から14年となった。現場の交差点では友人らが犠牲者に向けて花や飲み物を供えた。
同級生だった宮本直樹さん=当時(31)=を亡くした横浜市の会社員秋山茂さん(44)は「今年も来たよ。安らかに眠って」と静かに手を合わせた。事件前は秋葉原をよく訪れたが、今は6月8日以外は足が遠のいている。「友人を失ったつらさは今も癒えない」と語った。
事件は、加藤智大死刑囚(39)がトラックで歩行者天国に突っ込み、通行人をはねた後、近くにいた買い物客らをダガーナイフで襲撃した。