州議会、犬など販売禁じる法案可決
「動物を虐待する『子犬工場』は不要」
ニューヨーク州議会はこのほど、州内のペットショップで犬や猫、ウサギの販売を禁止する法案を可決した。ホークル知事の承認と署名が得られれば、法律として施行される。シークレットNYCが6日、伝えた。
法案は、クイーンズ区出身のマイケル・ギアナリス上院副議長とリンダ・ローゼンタール下院議員が主導。ギアナリス氏は「救済を必要としている多くの良い動物がいる中、ペットショップに供給するために動物を虐待する『子犬工場』は必要ない」と指摘。「私たちの四つ足の仲間は、商品のように扱われるのではなく、敬意を持って扱われるべきだ。知事の署名を期待している」と述べた。
法案を支持している米動物虐待防止協会(ASPCA)によれば、州内のペットショップでは現在、数千匹の子犬が売られているという。それらのほとんどが、犬を繁殖させる子犬工場から来たとされる。子犬工場では、虐待されたり、獣医からの治療や食事が与えられなかったりすることが多いため、購入した人々にも影響を及ぼしているという。
動物保護団体の関係者は「地域社会と協力して、数千匹の動物に里親を見つける一方、子犬工場は繁殖と販売活動を強め、多くの子犬や子猫を高値で売りさばこうとしている」として、法律の必要性を強調している。
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