ニューヨーカーは公共交通機関を選好
混雑課金が導入されたらー世論調査
NY1およびシエナ大学が実施した世論調査で、混雑課金が導入された場合、マンハッタン市民の約3分の2が公共交通機関を使うと回答した。7日、amニューヨークが報じた。
この世論調査は5月22日〜6月1日、市民1000人を対象に実施された。64%が地下鉄などの公共交通機関を、42%が車を選好すると答えた。MTAはマンハッタンの61丁目以南に乗り入れる車に混雑課金を行う準備を進めており、この世論調査からは混雑と大気汚染の緩和を期待できる結果となった。
MTA市民助言委員会のダグリアン委員長は「我々の目指すところだ。実際に課金が始まれば、公共交通機関に乗り換える市民はもっと多くなるはず」とコメントしている。混雑課金の実施でMTAは年間10億ドルの収入があると試算。5年計画を立て、150億ドルを借入した。課金は来年始まる予定。
また世論調査では、回答者の51%が前週に地下鉄を全く利用しなかったことも明らかになった。1〜3回は19%、3回以上は28%だった。MTAの集計でも週日の地下鉄利用者数はコロナ前の60%以下。逆に橋やトンネルの利用者数は増えている。地下鉄入り口に金属探知機を設置することには63%が賛成、34%反対。NYPDの警官を地下鉄に増員することには85%が賛成、14%が反対すると答えた。
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