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共同通信
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鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表(88)から現金500万円を受け取ったとして、収賄の罪に問われた元農相吉川貴盛被告(71)を有罪とした東京地裁判決について検察側は控訴期限の9日、控訴しなかった。元農相は8日に控訴を断念すると表明しており、懲役2年6月、執行猶予4年、追徴金500万円が確定した。
判決によると、2018年11月~19年8月、家畜を快適な環境で飼育する「アニマルウェルフェア」の国際基準案に反対するなど、鶏卵業界に便宜を図ってもらいたいとの趣旨と知りながら、大臣室などで計500万円を受け取った。