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共同通信
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将棋の「永世名人」に襲位した谷川浩司17世名人(60)の推戴状授与式が9日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた。谷川17世名人は謝辞で「(永世名人を名乗った)過去の3人は大名人。私は時代を築くことができず、戸惑いはあったが、60歳の節目もあり、ありがたくお受けすることにした」と述べた。
式後の記者会見では「名人400年以上の歴史の中で、最近の将棋は面白くなっている。若手と盤上の対話を楽しめるよう精進していきたい」と話した。
実力制名人戦になり、永世称号を名乗るのは故木村義雄14世名人、故大山康晴15世名人、中原誠16世名人に続いて4人目となった。