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共同通信
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岸田文雄首相が、来週後半にも愛知県豊田市のトヨタ自動車本社を公務で訪れる方向で調整に入った。首相が同社本社を訪問するのは異例。7月10日投開票が有力視される参院選をにらみ、賃上げに向けた取り組みをアピールする狙いがあるとみられる。複数の政府関係者が9日、明らかにした。
首相は現場の声を聞くため、同社社員と車座で意見交換する予定だ。
愛知県は労働組合が影響力を持ち、かつて「民主王国」と呼ばれた。だがトヨタ自動車グループの労働組合でつくる全トヨタ労働組合連合会(全ト)は野党に限らず、超党派との協力を加速させる方針に転換した。