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共同通信
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大学入試センターは10日、大学入学共通テストの問題流出を受け、試験監督による巡視を増やし、開始前に受験生のスマートフォンを机の上に出させて一斉に電源を切らせることを柱とする新たなカンニング防止策を公表した。警察に被害届を提出する場合があることも事前に周知する。
電子機器を使えなくする電波遮断機導入など大規模な予算が必要な対策は断念し、今後の検討課題とした。
不正対策は、試験監督が注意力を高めて警戒するのが欠かせないとして、受験生の手の位置や視線に気をつけながら巡回する頻度を増やす。実際のカンニング事例や注意点をまとめたマニュアルを作成して大学に配る。