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共同通信
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福岡県篠栗町で2020年、5歳の三男を餓死させたとして保護責任者遺棄致死の罪に問われた母碇利恵被告(40)の裁判員裁判公判は10日、福岡地裁で主要な審理を終えた。5日間の公判では、共謀したとして同罪で起訴された知人の赤堀恵美子被告(49)は、証人出廷したが証言を拒否。
赤堀被告による生活の「支配」の実態が焦点。14日に結審する見通し。
9日の被告人質問では、三男翔士郎ちゃんの死亡当日の様子が判明。「きつい。頭痛い」などと訴え、床の上で両腕に頭をうずめて丸まるようなしぐさをし、目は焦点が合わない状態だった。最期に確認した言葉が「ママ、ごめんね」だった。