2〜4歳児も13日から「脱マスク」
アダムズ市長「科学的データに基づく判断」
ニューヨーク市のアダムズ市長は9日、デイケアやプレスクールに通う2〜4歳の子供のマスク着用義務を13日から解除すると発表した。同日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
オミクロン型の変異種による感染拡大は、5月18日の1日平均4400件をピークに減少傾向にある。アダムズ氏は「山を超えた」とし、「科学的データに基づいて判断した」と強調した。5歳以上の子供はすでに3月初旬、脱マスクが実施されている。同時に、レストランなどでのワクチン証明提示も不要となった。ただし、市内のコロナ警戒レベルは5月中旬オレンジ色に引き上げられたまま。
いかなる年齢のニューヨーカーに対しても、屋内ではマスク着用を強く推奨していることには変わりはない。さらに、公共交通機関、医療機関、ホームレスシェルターなどの施設では、マスク着用義務が依然続いている。
幼児のマスク着用を巡っては、知能や感情の発達を阻害するという意見も強く、アダムズ氏も折を見て脱マスクの判断を行うと明言していた。今学期が終わる27日までの2週間、市内の子どもたちはマスク着用義務から開放されることになる。連邦政府は次週にも5歳未満の子供に対するワクチン接種を承認する見込み。早ければ21日から実際に接種が開始されるという。
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