東部要衝、市民退避を交渉か

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共同通信

 【キーウ共同】ウクライナ東部ルガンスク州の親ロシア派「ルガンスク人民共和国」の高官は11日、激戦が続く同州の要衝セベロドネツク市のアゾト化学工場に、避難した民間人が最大500人取り残されている可能性があるとして、退避に向けた交渉がウクライナ側と行われていると明らかにした。通信アプリに投稿した。

 高官によると、民間人のほかに、ウクライナ側の戦闘員が300~400人立てこもっているという。ルガンスク州のガイダイ知事は「セベロドネツク市の大部分はロシア軍に制圧された」と通信アプリに投稿し、改めて危機感をあらわにした。