韓国とは「敵対闘争」

Published by
共同通信
朝鮮労働党中央委員会拡大総会に臨む金正恩党総書記=平壌(朝鮮中央通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮メディアは11日、平壌で8~10日に行われた朝鮮労働党中央委員会拡大総会に関する報道で、金正恩党総書記が対南関係に言及したとみられる部分を「対敵闘争」の原則を示したと伝えた。韓国の尹錫悦政権を敵視し、南北関係の緊張を高めていくとみられる。

 人事では、対南関係を統括する党統一戦線部長に朝鮮人民軍出身で対南交渉経験が豊富な李善権前外相が任命された。

 党機関紙などは、金氏が今年の重要政策を中間総括した際、国家権力の守護のためには一歩も譲歩しないと表明し「対敵闘争と対外事業部門(外交)で堅持しなければならない原則」などを明らかにしたと報じた。