核使用リスク「冷戦後最高」

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共同通信
「火星14」型核弾頭と題された図面の前で「水爆」とみられる物体を視察する北朝鮮の金正恩氏。朝鮮中央通信が2017年に配信した(朝鮮通信=共同)

 【ロンドン共同】ストックホルム国際平和研究所は13日、1月時点の核弾頭総数が世界で1万2705個に上るとの推計を発表、前年同時期より微減したが、ロシアによる核の威嚇を踏まえ「核兵器使用のリスクは冷戦時代以降、最も高まったとみられる」と指摘した。北朝鮮については実際に保有する核弾頭数が最大20個と推計、初めて世界の総数に加えた。

 北朝鮮の核分裂性物質の在庫は2021年に増えたとみられ、45~55個の弾頭をつくるのに十分な量だと推測。「中距離弾道ミサイル用の少量の核弾頭を保有している可能性がある」との見方も示した。

 ロシアは5977個、米国は5428個。