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共同通信
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「いつも一緒に闘ってきた」。侮辱罪を厳罰化する改正刑法が成立した13日、中傷を受けて2020年5月に自死し、議論の契機となった女子プロレスラー木村花さん=当時(22)=の母親響子さん(45)が、都内で記者会見した。時折声を詰まらせながら「『やっと』という思いが強い。成立して終わりではなく、ここからが始まり」と述べ、中傷被害のない社会になるよう願った。
死去から2年。響子さんは、花さんがウインクした写真がプリントされたTシャツを着て登壇し「言葉はなくても気持ちは通じているような感覚」と優しい口調で語った。