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共同通信
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ふるさと納税制度の返礼品の基準に反する高額な調達費の温泉利用券を提供したとして、制度の対象から除外されていた兵庫県洲本市が、他の牛肉や野菜など約120種類の返礼品でも基準に違反していた恐れがあることが14日、市への取材で分かった。
国の基準では「返礼品の調達費は寄付額の30%以下」とされている。洲本市によると、2021年度のふるさと納税の収支は、寄付額約78億円の見込みに対し、返礼品の調達費は約34億円の見込みで、調達費の割合は約44%となった。
洲本市の担当者は「価格の変動で調達費が高くなった可能性がある」と説明。詳しい経緯を調べるとしている。