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共同通信
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大正天皇の妃、貞明皇后が伊勢神宮(三重県伊勢市)を参拝した後に歓迎を受ける姿と、皇太子時代の昭和天皇が伏見桃山陵(京都市)を訪れた様子を記録した100年ほど前の映像が皇学館大(伊勢市)で見つかった。長谷川怜助教(日本近代史)は「当時は映像撮影用のフィルムが一般に普及しておらず、極めて貴重だ」と指摘。学内の「佐川記念神道博物館」で8月末まで公開する。
助教によると、貞明皇后が1922年11月5日、病身の大正天皇の健康回復を祈願するために神宮を参拝した後と、翌日、内務省の官僚や女官らと「神宮皇学館」(現皇学館大)を訪問した様子が写る。