将棋の羽生、最多1500勝

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共同通信

 将棋の羽生善治九段(51)は16日、大阪市の関西将棋会館で指された第81期名人戦順位戦B級1組の1回戦で山崎隆之八段(41)を破り、節目の公式戦通算1500勝(654敗2持将棋、勝率6割9分6厘)を挙げ、自身の最多記録を更新した。

 歴代2位は昭和の巨人といわれた故大山康晴15世名人の1433勝で、3位は谷川浩司17世名人(60)の1364勝。羽生九段は前期、29期連続(名人在位9期含む)で在籍していた順位戦最上位のA級から初陥落、本局は復帰を目指す開幕戦だった。

 羽生九段は1985年、15歳でプロ入り。2007年に最速、最年少で千勝目に到達した。