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共同通信
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警視庁は16日、東京都江戸川区の河川敷で、首都直下地震や水害などを想定した災害警備総合訓練を実施した。大石吉彦警視総監は「いずれ経験したことのない大災害に直面することを覚悟しなければならない。災害対応にゴールはなく、日々、対応能力の向上に努めてほしい」と訓示した。
訓練では、地震による土砂崩落や集中豪雨による浸水を想定した。ドローンで上空から被害を確認後、機動隊員らがベルトコンベヤーで土砂を搬出。土のうをトラックに積み込む作業では、腕や腰への負担を軽くする「パワードスーツ」を着用した隊員もいた。特殊救助隊員が「多目的ロボット」を遠隔操縦する場面もあった。