ウクライナ東部の親ロ派承認せず

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共同通信

 旧ソ連カザフスタンのトカエフ大統領は17日、ロシアが2月のウクライナ侵攻開始直前に独立を承認したウクライナ東部の親ロ派「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」を国家として承認しない考えを示した。

 ロシア北西部サンクトペテルブルクで開かれた国際経済フォーラムで、プーチン大統領も参加したパネルディスカッションの中で表明した。

 トカエフ氏は、国家の一体性と民族自決の権利は国際社会で互いに相反する価値観だと指摘。仮に独立を求める世界中の民族全ての独立を認めれば、国連加盟国の数は現在の193から600以上にもなり「大混乱を招く」と指摘した。