FRB議長、デジタルドルに意欲

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共同通信

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は17日、中央銀行デジタル通貨を巡り「ドルの国際的な地位を維持するのに役立つ可能性がある」と述べ、デジタルドルの検討推進に意欲を示した。「今後5~10年の間に金融システムがどう進化していくかを考える」とも語った。

 米ドルの国際的な役割に関する研究会で、見解を示した。FRBは1月にデジタルドルの利点や課題をまとめた初の報告書を公表。発行是非には踏み込んでおらず、一般公開の討論会などを通じて、議論を広げていく方針だ。

 パウエル氏は「私たちはインフレ率を2%に戻すことに強く集中している」とも述べた。