レゴ、バージニアに工場建設へ 2025年完成「優れた交通アクセス」

 

 

レゴ、バージニアに工場建設へ

2025年完成「優れた交通アクセス」

 

新工場のエントランスのレンダリング図(Photo_ レゴ・グループのニュースリリースより)
新工場の建設予定地の航空写真(Photo_ レゴ・グループのニュースリリースより)

 

 デンマークの玩具会社「レゴ」は15日、10億ドル以上を投じ、バージニア州に工場を建設する計画を明らかにした。CNNが16日、報じた。

 新たな工場は広さ170平方フィートで、2025年に完成予定。完成後、約1800人を雇用する方針だ。同社にとって、7番目の国外工場となり、北米ではメキシコのモンテレイにある工場に次いで、2番目となる。同州が選ばれた理由は、同社の持続可能な野心を支えるソーラーパークの建設が可能で、全米の交通アクセスに優れているためだという。

 以前、コネチカット州に米国工場があったが、子どもたちが電子機器を使って遊ぶようになり玩具離れが進んだことから、2006年に閉鎖。しかし、パンデミックの影響で、家庭で娯楽を求める世帯が増え、玩具人気に火が付いた。昨年は中国での新規出店や、再開店舗に顧客が戻ったことが寄与、27%増の80億ドル以上を売り上げた。

 レゴは、プラスチック製のブロックや梱包材を使用しているため、以前から環境保護活動家の標的になってきた。近年、持続可能性への取り組みを強化しており、20年には製品を使い捨てビニールではなく、リサイクル可能な紙で包装する計画を公表。昨年は、再生プラスチックでできた試作品のブロックを発表した。

 


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