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共同通信
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【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は17日、半期ごとに議会に提出する金融政策報告書を公表した。物価安定化の取り組みに「条件はない」と明記し、記録的なインフレの抑制に必要なあらゆる手段を講じる考えを示した。
FRBが進める急速な金融引き締めが景気に悪影響を与える恐れがあっても、物価高の抑え込みを最優先する姿勢を改めて表明した形だ。
報告書は「力強い労働市場の維持には物価安定を取り戻すのが必要」と強調。高インフレが「生活必需品の価格上昇への対応が最も難しい人々にとりわけ著しい困難をもたらしている」とした。