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共同通信
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ウクライナ侵攻で経済制裁を受けるロシアから中国、インドへのエネルギー輸出が急増していることが20日、各国政府の統計で分かった。中国への4月の液化天然ガス(LNG)輸出額は前年同月比約6倍に。インドへの3月の原油などエネルギー関連輸出額も3倍近くに達した。日米欧が経済制裁でロシアへのエネルギー依存を減らす中、中国やインドが受け皿になっている実態がデータで裏付けられた。
エネルギー以外でも、肥料は4月のブラジルへの輸出が4倍を超えた。ウクライナ侵攻が長期化し、南アフリカを加えた新興5カ国(BRICS)が「制裁逃れ」の枠組みとして機能することになりそうだ。