税理士かたり申請者勧誘か

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共同通信

 国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金詐取事件で、グループのリーダー格とされる谷口光弘容疑者(47)が税理士をかたって申請者を勧誘したとみられることが23日、捜査関係者らへの取材で分かった。実際は税理士資格がなく、警視庁はうその肩書で信用させたとみて調べている。

 捜査関係者らによると、谷口容疑者らは複数のチームに分かれて各地でセミナーを開き、知人の紹介や口コミで集まった参加者に谷口容疑者を税理士と紹介していたとされる。谷口容疑者は「誰でもお金がもらえる」と説明。虚偽の確定申告書を作成するなどして、コロナで収入が減ったように見せかけていたという。