NJ州、初のサル痘感染を確認
ジャージーシティ、患者は自宅隔離
ニュージャージー州の保健当局は20日、ウイルス感染症「サル痘」の感染確認が州内で初めて確認されたことを明らかにした。インフルエンザのような症状やリンパ節の腫れ、発疹などの症状が出たら、病院に連絡するよう呼び掛けている。ニューヨークポストなどが21日、伝えた。
検査は18日に実施。検査サンプルは、米疾病対策センター(CDC)に送られる。SNSへの投稿などによれば、サル痘の患者は、ハドソン川を挟んだマンハッタン対岸のジャージーシティで確認されたという。
ジャージーシティ当局はインスタグラムで「我々はCDCと緊密に協力している。患者は自宅で隔離されている」と指摘。患者と濃厚接触した可能性がある人の特定を急いでいることも明かした。
ニュージャージー州の保健当局によると、ほとんどの州民が感染の危険にさらされることはないと強調。医療専門家や地元の保健局に対し、症例を監視するよう求めた。CDCは17日時点で、全米20州と首都ワシントンで110例以上のサル痘を確認している。うち、ニューヨーク州は21例に上り、カリフォルニア州の24例に次いでいる。
サル痘は、皮膚に水泡や吹き出物が出るほか、水疱の後に発疹が出ることも報告されている。感染した人や動物との体液、衣服の共有によって広がる可能性があるとされており、空気感染の可能性も指摘されている。
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