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共同通信
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太平洋戦争末期の沖縄戦で組織的戦闘が終結してから77年となった23日の「慰霊の日」、沖縄県糸満市の平和祈念公園で沖縄全戦没者追悼式が開かれた。玉城デニー知事は平和宣言で「基地問題の早期解決を強く求める」と訴えた。だがウクライナ危機や中国の軍事動向を背景に、日本政府は米国との連携を鮮明化。自民党は参院選の公約で防衛費の倍増も掲げる。日本復帰50年の節目だが「基地のない平和の島」実現への道筋は見えないままだ。
玉城氏によると、岸田文雄首相と式典前に面談。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設などで対話の場を設けるよう求めたが、明確な回答はなかったという。