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共同通信
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トヨタ自動車が23日開示した2022年3月期の有価証券報告書によると、豊田章男社長の役員報酬は前期比55.0%増の6億8500万円だった。算定する際に指標として使う、本業のもうけを示す連結営業利益が過去最高となったことなどが影響した。
今回から社長や会長、副会長の算定指標に個人別査定を導入。豊田氏の経営手腕などが高く評価され、報酬額にプラスに働いた。トヨタの歴代社長として過去最高の報酬額となった。
開示義務のある1億円以上の取締役は2人減って5人。報酬が最も多かったのはデジタル分野を担うジェームス・カフナー取締役で、約3.2倍の9億600万円に急増した。