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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は24日、激戦が続く要衝セベロドネツク市のウクライナ軍部隊に対し、撤退命令が出されたことを明らかにした。同市ではアゾト化学工場を拠点に抵抗を続けていたが「死者が増え続けており、破壊された場所にとどまることは意味がない」と指摘した。通信アプリに投稿した。
セベロドネツクから撤退すれば、川を挟んで南西のリシチャンスク市がルガンスク州に残るウクライナ軍の最後の抵抗拠点となる。ロシア軍はドンバス地域(同州とドネツク州)の完全制圧を目指しており、一層攻勢を強めるとみられる。